私たちの思考をマインドと呼んでいます。
大脳の前頭葉で繰り広げられる考えです。
このマインドの仕組みは この肉体を護るシステムが組み込まれています。
ですから、人間の心が耐えうる以上の負荷がかかりますと、回路を遮断したりもします。
多重人格や、記憶喪失などはそのような仕組みから発生する状態です。
これらの状態は 日常生活を送る上では困ったことですが、
肉体としての個を護るためには とても役立っているのです。
過食症やその他の依存症なども体を護るシステムから起きています。
精神的に葛藤や悩みや不安が大きすぎる時に 心が悩みから離れていられる時間を 肉体が作り出そうとするために起きています。
薬物依存やアルコールなどは依存するものが体を蝕むので 護ることとは本末転倒なことになってしまいますが、その瞬間は心は依存対象によって 苦しむことから救われています。その作用があるので 肉体の方がそちらへ行きたくなる衝動を持ってしまうのです。
これは心でそうなるのではなく、肉体がそれを求めてしまうので
理性で思いとどまろうとしても体の仕組みの方がゴーサインを出してしまうのです。
身体は 命がけで苦難を強いる心から体を護ろうとします。
摂食障害になる女の子は 痩せている方が美しい という思い込みから 肉体に食べることを禁じて発生してしまいますが、
身体は食べるなと命じる理不尽な心を制して、飢餓から肉体を護ろうとします。
強烈な禁止と 強烈な抵抗が体の内部で起きています。
あまりにもそのせめぎ合いが大きすぎるので 食べだして太ってからも また足りなくなるかもしれないという無意識の身体の恐怖から 強烈な食べる衝動を起こし続けます。
これは飢餓のトラウマを体が持ってしまっていることから始まります。
太ったら愛されない という心の恐怖と 飢餓から命を護る という体の恐怖が
とても強い葛藤を発生し、バラバラになった心と体を疲れ果てさせてしまうのです。
そしてその人は心の疲れから 鬱状態になってしまいます。
心の根底に張り付いているものは 愛されないかもしれない という不安です。
この不安がカルマです。
どんな心身の不調も根底にカルマがあります。
それはかつて誰かが放った見えない矢(傷つく言葉や態度)、アンバランスな人間関係、エネルギー的に搾取された経験、そしてエネルギーの歪み によって発生し、
心にカルマの種を抱え、それが体に取り込まれ、DNAの情報に乗って 後の世代へと持ち越されていくのです。
あなたのカルマはあなた一人のものではありません。
時を越えて 世代を超えて 情報に乗ってあなたにくっついてきた汚れのようなものです。
それは感情として発動すれば自分からは出て行きますが、
あなたが誰かにカルマを投げつける時、
つまりあなたの怒りの矛先を誰かに向ける時、
あなたは あなたのカルマをその相手に渡してしまうのです。
あなたが放った矢がその相手に刺さってしまうのです。
ですから、 カルマは飛んで来たら決して投げ返さないように。
あなたは自分傷を自分で癒し、あなたの傷を心ある人に癒してもらい
あなたは誰かの心を癒して カルマを減らしてこの世から終わらせることをしましょう。
カルマを手放す人は 持て余す怒りや悲しみの先に人間や生き物を置かないようにしましょう。
そう、カルマはエネルギーの歪みの結果生じます。
それを誰かに向けることをやめるのです。
あなたは ただ 自分の感情を受け止めて、あなた自身に愛を向けてください。
あなたは ただ、素直に泣くことで カルマを終わらせることができます。
そして 苦悩を繰り返さないためにも 誰かを悪者にすることをやめましょう。
本当は誰も悪く生きようなんて思っていないのです。
ただ、まだ処理が未熟で 自分の感情を持て余し、自分や誰かを恨むことをしてしまうのです。
誰かを恨んで人が幸せになることはありません。
もし、あなたが 本当に幸せになりたければ、
過去の苦しい思いを今 手放してください。
今のあなたを幸せにできるのは誰でもないあなたなのです。
あなたが持っている幸せを見つけることがあなたに課せられたテーマです。
当たり前になってしまって ありがたみが薄れたそのことを思い出してみてください。
それが無いとき、人がどれだけそれを切望することか。
そんなものを あなたはいくつも持っているのです。
欲張らない生き方は 幸福で光に満ちます。
あなたに与えられた運命に 灯をかざして 光を満たしてください。
感謝 という輝きが あなたに新たな光をもたらします。
光が消えてしまったあなたは もう一度光を灯してください。
瞑想のマントラのエネルギーは あなたの心に光を灯すことでしょう。
瞑想とはそういうものです。
あなたの内側の光があなたを癒します。
瞑想があなたを助けると言っても過言ではありません。
安らぎと温かいつながりをもたらします。