起きることは必要があって起きる

この世界は、全体でバランスをとっています。

恒常性 というやつです

エネルギーの均衡。

なので、何か偏りが生じると、バランスを保つために動きが出ます。

水の入った器を傾けると、それに応じて水は移動します。

エネルギーも同じです。

物理的な原理ですね。

この世界にはそういった恒常性やバランスがあるので

それを無視して人間が偏りを作ると、自然の恒常性の圧がかかります。

人間は、近視眼的 といいますか、全体で物をとらえるのは苦手です。

目の前のものにフォーカスしていると全体の事は忘れています。

なので、目の前のものだけを思い通りに動かそうとします。その背景を無視して。

自我は重い通りにするのが大好きですから。

でも、これを動かしたことによって、バランスが崩れた時、全体が揺らぐ ということがあります。

ジェンガというゲームがありますが、積みあげた積み木を倒さないように途中のパーツを抜いていく遊びです

バランスが保てなくなったら崩れます。

途中のパーツは抜けば抜くほど、全体が不安定になります。

世界や社会も同じです。成長と共に、途中が抜かれ、大きくなりすぎた時はスカスカになって、やがて崩壊します。

今の人間社会はそのようなものかも。

今の時代は、世界の転換期を言われています。

スカスカのジェンガの状態です。

これまでの文明の発展で大きく成長した人間社会ですが、旧体制の悪い所が病巣のように巣食っています。

なのに、まだこのまま発展させようとする人間。

サステナブルはそういう問題に対応しようとする動きですね。

自然回帰は 当初の安定に戻りたい ということでしょう。

でも、全体は元から流れがあるので、何も起きないということはないのです。

流動する全体と共に生きる というのが自然との共存です。

ゆ~っくり流れるものと 流れの速いものがあります。台風のような大きな渦もあれば、旋風のような小さな渦もある。どちらも自然です。

いずれにせよ、必要な事が起きていくのです。

ダムを作って大きなエネルギーを溜めることができても、それは永久に有効なわけではありません。

溜めれば溜めるほど、その圧は巨大なものになって行きます。ダムの決壊に人間は頭を抱えますが、
それも人間が作ったこと。

予想できなかったことを嘆きますが、自然はあまりにも壮大なので全部を把握することは当分できないでしょう。

起きることが起きた時、私たちは臨機応変に対処するしかないのです。

予想できることもできないことも、乗り越えて

生きている今を輝かせてください。

何しろ 自然は 美しい。

 

より自然体で生きたい方は 瞑想習慣でより感性が大きくなります。

一緒に瞑想しましょう。